名鉄観光サービス株式会社　

「少子高齢化による人口減少」により国内の経済活動が縮小する未来を見据え、政府が現在注力しているのが「インバウンド」。つまり旅行を軸とした観光業が、日本経済の重要な柱となる可能性を秘めているのだ。同社は名古屋鉄道のグループ企業として１９６１年に設立された旅行会社。名鉄グループの旅行領域の中核を担う会社として、全国的にビジネスを展開し、〝名鉄〞という交通インフラをバックボーンとする信頼感は、ブランド力の源となっている。

同社が「旅行」を柱にして手掛ける領域は幅広い。法人の研修旅行などの企画や学会・展示会の運営サポート、そして旅行業のノウハウを生かした地方創生まで、事業数にして実に8つを数える。営業は事業ごとの専任ではなくすべての事業を担い、自分が担当するクライアントの特性と希望に応じ適宜提案する、という流れだ。さらに一般に旅行会社では「営業」「企画」「添乗」を分業するケースが多いが、同社では一人で全てを行うことが多い。このため「現場と営業との認識のズレ」から生じるトラブルは皆無であり、何より自分が提案した旅を自身が体験し、クライアントから喜びの声を直に聞くという醍醐味を味わうことができるのだ。

同社が求める人材像として掲げるのは「おもちのような人」。〝伸びる〞成長力、〝膨らむ〞アイデア、〝硬い部分を破る〞突破力、〝腹持ちのよい〞持久力。そして〝どんな料理にも合う〞適応力を持った人物。こうした「力」を伸ばすために、同社では年次に応じて研修の機会を設けている。旅行に興味があり、自分の可能性を試してみたい人にとってはこの上ない環境といえそうだ。