白石ポリテックス工業株式会社

２０１８年に完成した蔵王町の本社工場には、縫製室、マシン室、ハンド室とプレス室、そして検品･出荷室などがレイアウトされており、清潔な環境でそれぞれの従業員が存分に力を発揮。総力をあげて高品質の婦人服作りに取り組んでいる。新しいアイデアを取り入れる柔軟な風土も根付いており、工場内はいつも活気に満ちあふれている。なかでもマシン室、ハンド室とプレス室からなるプリーツ加工部門は同社の生命線。機械の設定によって多彩なデザインが表現できる「マシンプリーツ」、プリーツに適さない生地でも特殊な薬品を用いるなどして加工が可能な「ハンドプリーツ」と、いずれも精密な技術が必要とされる。そしてこの両者を組み合わせることでさらに複雑なプリーツを生み出すことが可能となるのだ。

社員の人間的成長やスキルアップも後押ししている同社。興味とやる気を持っている社員であれば、勤続年数が短くても活躍の場が与えられるのもうれしい。資格取得についても全面的にバックアップしており、国家資格である「婦人子供服製造技能士」をはじめとする各種資格取得のための試験費用やテキスト代を負担するほか、ベテラン社員が資格取得に向け、実務を通して指導してくれる。社内の作業効率化等に成果を発揮した従業員に対する報奨金制度や表彰制度もあり、モチベーションを高く保って仕事に打ち込める環境が整っている。

先に記した３つの経営方針の中でも、同社が最も大切にしているのが「社員の幸せ」である。社員が幸せにいきいきと働くことが、エンゲージメント向上と企業の永続的発展につながるという考えのもと、健康増進やワークライフバランスの推進に戦略的に取り組んでいるのだ。「健康経営優良法人ブライト５００」や「ユースエール」、「職場健康づくり宣言」の認定取得、「スマートみやぎ健民優良賞」の受賞なども、その姿勢の表れといえよう。各種セミナーでの講演活動にも熱心に参加し、健康経営やＢＣＰなどに関わる社内の取り組みや効果を発信することで、ものづくり企業の課題解決や発展に寄与している点も見逃せない。

また、同社の従業員は年齢層が幅広いのが特徴で、現在は18～68歳までが在籍中。うち８割が女性従業員であり、女性の活躍が非常に目立つ会社だ。そのため、女性活躍推進法や次世代育成支援対策推進法に基づき、女性が働きやすい環境づくりに力を入れている点も大きな強み。子育てサポート企業の証である「くるみん」の認定も受けるなど、特に子育て支援は手厚く、産休･育休制度をしっかりと整えている。両立支援コーディネーターの資格を持つ社員３名が復帰を支援しているのも特徴で、現在まで産休･育休を取得した女性従業員の職場復職率は１００％に達する。長く働きたい人にとって心強い限りだろう。地元に密着し、社員が働きやすい環境を整えながら、プリーツ加工において日本一を目指す『白石ポリテックス工業』。応募前の職場見学にも事前連絡により対応しているので、ファッションやおしゃれが好きな人、ものづくりが得意な人、プリーツ加工に興味が湧いた人は、ぜひコンタクトを取ってみよう。